イラストレーターやフォトショップなどのデザインソフトをもっていなくても、officeのワードやパワーポイントで、スタンプカードのような紙ものは作れます!という話の続きです。
触りたくないくらいパソコンが苦手だった頃、自分では作れないので、「無料 テンプレート」などの言葉で検索していたことがあるので、出来る!と言われても、ピンとはこないかもしれません。
無料のテンプレートがイメージ通りだったら、制作して提供して下さっている方に感謝ですが、イメージとぴったり合うものは意外と見つけられません。カレンダーの素材を作ったときがそうでした。
また作ってもらうために費用をかけられないことも多いです。
そんなときは!結論から言うと
超苦手な人もお洒落、カッコいい、素敵とイメージしているものを自分で頑張って作るのが一番いいです。
私が使用しているのは、ワード2010でパワーポイントは持っていません。位置や機能が異なる点は少しあるかもしれませんが、バージョンによって出来ないということはないので、もっているバージョンで大丈夫です。
パワーポイントが慣れている方は、パワーポイントをお使いください。
ワードのテンプレートでスタンプカードの作成
ワードで作ったスタンプカードです。普通のスタンプカードですよね?
デザイン事務所で働くデザイナーさんが見れば、フォントのカーニングがおかしい、選択や配置が微妙…と思うところはあるかもしれませんが、正解があるわけではないので、紙に出力して、実際に確認して気になるところを修正したり、誰かに意見をもらったりして、何度も繰り返して行うと、ちょっとずつ出来上がっていきます。
実際にカットして使用イメージを掴む
出力だけでなく、実際の大きさで見るとまた異なります。カットの仕方は赤線の部分に定規を当ててカッターで切ってください。
またスタンプを押されたときの様子も知りたいと思ったら、ワード上で画像で入れてみます。これで使用イメージが出来ます。
作り方は、この前の回と同じで、四角を丸にしただけです。【スタンプカード作成】無料ワードテンプレートから印刷データ作り方
丸なのでお皿のようにして、パン屋さんで使うポイントカードという設定で、ロゴではなく、そのお店の大人気パンをスタンプにしたら面白いなと思いました。
シルエット画像は、ワードで作ったわけではなく(作ってもいいのですが、素材をワードで制作するのは時間がかかるので)無料素材です。無料イラストなら【イラストAC】
は登録すると無料でダウンロードできます。(ダウンロード時間にイライラしますが…)
素材は再配布は禁止ですが商用利用可能です。ページを見ていただくと、ポスター、チラシ、パンフレットは可になっていて、カレンダーは禁止になっています。スタンプカードやスタンプラリーの台紙はどっちなのか?問い合わせてみたところ、問題ないということでした。
素材を作ってスタンプカードなどを作った場合、それをインターネット上でテンプレートとして配布することが再配布にあたるので、作り方や作ったものを紹介したり、実際に使用したりすることは出来ますが、テンプレートを無料で配布することは出来ません。ご了承ください。
言語化できるか?できない場合、いい質問が出来るか?
デザインが上手なデザイナーさんは聞き上手で、足りていない情報や解決策を質問をしながら埋めていきます。相手の顔を見ながらやりとりが出来ない場合、(クラウドソーシングなど、文字だけのやりとりだけの場合)上手く伝わらないことも多いと思います。
私は一度だけ、お会いしたことがない方とメールだけのやり取りでデザインをしたことがあります。質問事項を書いて送りましたが、お客様は返信をするのが面倒だったのか「お任せします」しかおっしゃらず、具体的なことが全く分からないなかでの作業がやりにくいと思ったことがありました。
私の経験が浅いのがいけないのですが…
私自身も日常的にそういうことがあったり、そういう言い方しか出来なかったことを思いました。
美容室でのコミュニケーションは難しい
日常的な一つは美容室で「今日はどうなさいますか?」と聞かれる質問に「伸びた分を切り揃えてください。前髪は耳にかけられるくらいの長さ」くらいが精いっぱいです。
髪に対する説明にそれ以上の言葉が自分のなかにはないので、
「後ろは段を入れますか?」など聞かれても、後ろは見えないので正直どうでもよく「お任せします」としか言えません。
また「ワックスはつけますか?」の質問も同じで、つけてもつけなくてもどうでもいいけど、ベタベタした感じは苦手だし…
「これから帰宅するので必要ないです」と断ると、寂しそうな顔をされていたので、
セットするのが普通なのか?
ぶっきらぼうな言い方だったか?
それとも帰宅のところに反応しているのか?
よく分からず…たまに「セットしてください」というと嬉しそうなので、多分、セットするのが好きな美容師さんなのかもしれないと解釈しています。
皆さまが美容室でどういう説明をして髪を切っているのか?注意して聞いていると、髪を染めたり、パーマをかけたりするので、説明が色々あって、あまり参考にならず、ただ切ってもらいたい人の上手い説明の仕方が知りたいなぁと思います。
美容師さんにコミュニケーションの難しい点を聞いてみたところ、相手にどういう質問をすればいいのか?という質問の訓練をしているそうです。
お願いする人のイメージがぼんやり、言語化出来ない
かなり脱線しちゃいましたが、このサイトを始めた11年前のことです。
私はかなりのパソコン音痴で、Webサイトを作る知識を持っていませんでした。(今もそう変わりませんが…)
困った私は学生時代の恩師にお願いし、制作ができる後輩を紹介してもらいお願いしました。
その際に具体的なイメージが全く浮かばなかった私は、「見やすいページ、あとはお任せ」としか言えませんでした。
「テーマカラーは何色ですか?」と聞かれ、「あたたかい青色」と答えました。
私のなかの青のイメージはあるけれど、「青は寒色なのにあたたかい?どういう色だ?」と思いますし、伝わらない言葉ですよね?
当時のことを思い出して、それでよく作ってくれたなと思いました。
実物を見たり、見せたりするのが一番伝わる
自分のなかでぼんやりしているイメージを説明できる言葉が、自分のなかにないときは、写真やWebサイトを参考にするのが伝わりやすいです。
美容室にも髪型アレンジやスタイリングの本が置かれてありますよね?
サンプルを用意したくても、探せなかったときは、
「お洒落、カッコいい、ナチュラル」これくらいことでも言っていただけると、好みが少し分かります。解釈は人それぞれなので、正確には伝わっていない可能性も高いですが…
青という色だけでも色々な言い方があり「空のような青」でも伝わっていない可能性はあります。真夏の雲一つない空なのか、雲が浮かんでいるような空なのか、その2つでさえも違いますよね?
どんなイメージなのか?お願いする人が曖昧でぼんやりとしたイメージしかない私のような人は多いと思います。
色に関しては色辞典や配色辞典が沢山あるので、色名やカラーモード(CMYKやRBG)で伝えるというのも方法です。
配色辞典を購入して、今まで好きな色は青紫系だと思っていたら、青緑系であることに気付いて衝撃でした。自分のことは自分が一番分かっているようで分かっていないことが多いなと思った出来事です。
最後に…
最初に結論を書きましたが、自分が欲しいものを安価で作りたいのであれば自分で作るのが一番いいです。具体的なイメージがない人でも、対比させていくと、自分がやりたいことが少しずつ見えてきます。
デザイナーにお願いする場合も同じで、思ったイメージと違うものが出来てしまった!などのトラブルを回避することが出来ると思います。
<関連するページ>
【スタンプカード作成1】印刷屋の無料テンプレート ワード・ai・ps
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【スタンプカード作成5】手作りでもアイデア次第で面白いデザイン