フリクションスタンプの記事を書きましたが、手帳やカレンダーなど予定に押すスケジュールスタンプ他、ミニスタンプがよく使われるのは、店舗ごとで行っているスタンプカードです。ミニスタンプとスタンプ台がレジ横に置かれてあり、店員さんが、合計金額に合わせて押している様子はお馴染みです。
販促ツールスタンプカード
スタンプカードがいっぱいになったら、プレゼント贈呈、○円引きなどの特典が得られるので、お店などではファンを増やすための販促ツールの一つです。週の特定の日や雨が降っている日など、スタンプ倍押しなどのイベントもあったりします。お気に入りのお店やよく行くお店のスタンプカードを作ってお財布のなかに入れている方も多いと思います。
スタンプカードの日本での歴史は1950年代からと言われており、まだ60~70年くらいだそうです。最近では電子ポイントカードやスマホのアプリで(STAMPS)などもありますが、専用機械を導入するよりも諸費用が安く済むので、アナログなスタンプカードはなくなることはないように思います。
カードのデザインが出来れば、オンライン上のプリント屋さんで印刷をお願いすることも可能で、100枚単位から印刷する枚数が多いほど、1000枚、2000枚などの単位で注文すると1枚あたり2円3円で刷ることができます。
スタンプカードもスタンプラリーもスタンプを集めたい(ゴールまでいきたい)という心理をついたファン獲得ツールですが、この情熱、他のところにも使えないかな…
可視化するためのスタンプカード
新年なので、やりたいことや、習い事の特集が組まれていることが多く、どうしたら継続できるのか、新しい習慣を身に着けることが出来るのか?という自己啓発本など新聞の広告欄に掲載されているのをよく見ます。
私が勝手に思うところですが、「続けることが苦手なんです」とおっしゃる方は、実は続けていることは沢山あると思います。「25年勤務しています」「主婦歴何年です」というのは、続けている証拠です。
それ以外にも、朝起きる、歯磨きをする、お風呂に入る、お化粧をする、食事を作るなど普段生活で、毎日していることは沢山あります。
継続することが上達に不可欠のように言われていますが、脳はマンネリを嫌うようで、ただ続けているだけでは上達はしないようです。続ける=習慣にはなるので、意識することなく出来るようにはなるけれど、それがイコール上達とはならないのは、分かるような気がします。
好きが分からない大人!?
職人やスポーツ選手のように、自分の決めた目標に向かって技術を磨いたり成功の確率を増やしていく、精進を職業として?ライフワークとして選択した人たちのその根底はやはり「好き」なのかと思います。
私だけかもしれませんが、大人になるにつれ、「好き」はどのくらい「好き」なのか、本当に「好き」なのか迷うことが多いです。
ちょっと興味がある「好き」の選択は、あれ?何のために続けているのか?という単純な問いに答えられないことが多く、理由なんて特になくて好きだから!とズバッと言えない、夢中になってやる前に、核心に触れてしまうような怖さがあります。
そのため、具体的な目標やいつまでにという期限を設けたり、細かい設定をつくったりしないとすぐにぶれます。
私は継続=上達というところは今は目指していなくて、新しいことに挑戦するために今はない習慣、ルーティンをつけようと模索しています。
継続するという行為を楽しむ
映画「おもひでポロポロ」で、主人公タエ子が、夏休みにラジオ体操をしている感じです。
毎日、ラジオ体操をしたからと言って、ラジオ体操のプロになるわけでもないけれど、近所の友達が田舎や旅行に行っている間、一人になったとき変なアレンジをして一人で楽しむ淡々と続けるあの感じがいいなと思いました。
確か、ラジオ体操も出席カードのスタンプがあるんですよね。映画のなかにもでてきた気がします。
この間、カレンダー素材をつくったのでそれを利用して、スタンプカードならぬスタンプカレンダーをつくってみました。
スマホでも継続アプリはあるのですが、手を通して感じる質感は、アプリでは再現出来ないものです。
スタンプを集めたら、何かご褒美をあげるというのは、必ずしも悪いものではなくて、脳が喜ぶ仕組みでもあります。
子どもの頃に習慣になる様子を可視化出来たらよかったなと思うことがあったので、幼稚園から小学生くらいの方、何か新しい習慣をつけたいなどの目標がありましたら、私もあるのでスタンプカードならぬ、スタンプカレンダーやってみませんか?
stampcalendar
※再配布不可
<再配布とは?>
個人で使用することは可能ですが、この素材をまたは手を加えたものをご自身のサイトで配布したり、販売してはいけませんということです。