5回にわたってワードを使ったスタンプカードの作り方を紹介しましたが、実はスタンプカードもスタンプラリーと同じで、アプリが増えています。
今回は、スタンプカードのアプリについて特集します。
お店ごとにスマホアプリでクーポン券やポイントカードがあったりします。
例えば、無印良品は独自のアプリがあります。
お会計の際に「スマホのアプリはご利用ですか?」と聞かれ、試しに入れてみましたが、年に一度利用するかしないかのからないくらいしか使わないのに、スマホの容量をとっているのが憎たらしくなって削除してしまいました。
頻繁に利用するお店でしたら、そういった個別のアプリがあってもいいかなと思います。
スタンプカードアプリのメリット
- 訴求力がある(スマホに通知してくれる)
- スタンプカードの紛失などによって、ポイントが失われることがない
紙媒体のスタンプカードの場合、特に登録などが必要ないので、お客さんのことが全く分からないと思います。
よくいらっしゃるお客さんというのは、見た目から年代を推測することも出来ますし、声の調子で風邪をひいているなど分かることもありますが、名前や住まいなど知る機会はないです。名前や住所などを書く欄があるスタンプカードも増えていますが、最後まで行き着かない人も多いですよね?
「お店からのお知らせ、入荷しました、新作がでました、期間限定キャンペーン開催中」
などのお知らせは、店舗にチラシを貼る、Webページに掲載する、メルマガに登録している人にメール送る、住所が分かる人はDMを送るなどの方法があります。
店舗に来るような人はかなりのリピーターですが、1ヶ月に1度行くか行かないかのたまにしか行かない人は見ません。
Webページに掲載、SNSで発信していても、お店のWebサイトやSNSをまめにチェックしている人は限られています。このなかで一番、訴求力のあるメルマガやDMでお知らせしても、読むか読まないかは微妙なところだと思います。
スタンプカードのアプリはクーポンを発行したりすることが出来たり、お店のキャンペーンやお知らせなどをスマホで通知(画面に表示)してくれるので、訴求力が従来のものよりも高く、再度来店してくれるリピーター率が上がります。
スタンプカードアプリのデメリット
- スマホを持っていない人は使えない
- 店側のアプリ使用料は紙のスタンプカードよりも負担大の場合もある
スマホを持っている人だけに限定されるのと、加盟店が少なく利用するお店が1店舗だけでインストールするかどうかは人によります。
お客さん側のアプリの利用料は基本的には無料ですが、お店側は使用料が発生する場合もあります。これをずっと続けられるかというコストを考えると、限られたお店だけだと思います。お店側も無料で使えるアプリもありますが、ずっと使えるのか分からない未知数な感じがしました。
スタンプカード専用スマホアプリ5選+アルファ
(掲載した内容は2017年3月時点)
Stamps!(スタンプス)
月額利用料:スタンダードプラン 9,800円
月額利用料:デラックスプラン 19,800円
スタンダードプランでも色々なことが出来るのですが、会員管理が出来ないので、必然とデラックスプランになってしまうような気がします。
店舗数ごとに料金がかかるので、複数店舗での利用はサイトから問い合わせ。
運営会社:22 Inc.(ニーニーインク:22株式会社)
HiTAP
TAPSTAMPから名称変更してHiTAP
1コンテンツ80万円~という参考価格がでていますが、スタンプカードが何コンテンツになるのか?分かりません。
紙のスタンプカードのように、端末にスタンプを押しているような感覚が味わえるOcellyというデジタルスタンプです。
HiTAP
Mosta (モスタ)
初期導入・基本月額費用 無料
色々機能があるのに無料で利用できるのは何故なのかは分かりません。
mosta(モスタ)モバイル・スタンプカード・アプリ → サイトがなくなってました。
Stamps(スタンプス)
初期費用:50,000円
月額利用料:15,000円
スタンプカードのタイプが、ノーマル(従来型)、FSPタイプ(会員ランクアップ型)、すごろく(ゲーム感覚型)の3つあります。
Stamps(スタンプス)
Zeetle(ジートル)ショップクーポンコレクション
機能などはサイトで紹介されていますが、利用料などの詳細は資料請求。
運営会社:株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー
店舗ごとのスタンプカードアプリ作成 GMOおみせアプリ
スタンプカード専用のアプリとは異なりますが、店舗ごとにスタンプカードアプリを作成するタイプです。
初期費用 30,000~50,000円
月額利用料 15,000~40,000円
スタンプカードアプリのまとめ
次々と新しいサービスが開発される一方で、維持するのも大変なようで、サイトの情報量が少なく、利用されているのか分からなくて一覧に入れなかったアプリもあります。
GMOのようなお店ごとにアプリを作る会社は他にもありました。
紙のスタンプカードもアプリのスタンプカードもメリット、デメリットがあり、お店の規模や利用するお客様の年代などお店ごとに異なるので、どちらがいいとは言えません。
特定のお店を使わない人や必要以上のモノ(アプリも含む)を持たないようにする人が増えている傾向にあり、魅力的な商品やサービスの伝え方や集客に従来の方法とは異なるアプローチを試す必要はあるかもしれません。