シャチハタの浸透印やスタンプ台でない面白いインクやスタンプ

エポンテ 情報・提案・企画

シャチハタのスタンプ台特集をした際にシャチハタのWebサイトで面白い商品を見つけました。2014年くらいに発売されているので、私が知らなかっただけで皆さまはご存知かもしれませんが、3つだけご紹介します。

以前書いた「個人情報を守る!に特化したセキュリティスタンプ」のなかで、

セキュリティースタンプは印字されているプリンターのインクが浮いて見えるので、一番いいのは、セキュリティースタンプを押した後、手で千切るのがいい

と書きました。

個人情報を守る!に特化したセキュリティスタンプ
2003年に個人情報保護法が施行されたため、会社で名前や住所、メールアドレスなどの個人情報が入った書類を処分する際に、シュレッダーを使うようになりました。社会人になったときにはすでにシュレッダーがあったので、それまではどう処分していたのか不...

シュレッダーにかける、ハサミで切る、手で千切る、折る、セキュリティースタンプを使う意外の違う方法もあるんです。

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シャチハタ 個人情報保護のり ケスペタ

スタンプ+千切るという2つの行為と同じような感じなんですけど、シャチハタのこの商品は単純なのに画期的です。

塗って折るです。

シャチハタの印鑑のような容器に入っている黒いノリです。塗る部分は虫刺されのキンカンのようなアラビックヤマトノリのような感じです。

スタンプなんて隙間があくから全部に塗って折ってしまえばよくない?というなんとも面白い発想です。

ノリが乾いてめくって見ようとしても、破れて見えなくなります。

アマゾンのレビューのなかで気になったのは、厚みのある紙だと粘着が弱く貼りつかない、インクの消耗が激しいなどがありました。

カードの明細書はネットから閲覧だけで発行していない人も多いので、明細書そのものが届かない人も多そうです。そうすると月に何通か届くか届かないかのDM等くらいだったら、十分これでいけそうな感じがします。

セキュリティースタンプのインクがでなくなったら、これにしようかな…と思いました。

シャチハタ エポンテ

もう一つは、「Hand Stampハンドスタンプ:手がスタンプに!」のなかで、見立て遊びについて触れました。

Hand Stampハンドスタンプ:手がスタンプに!
「Hand to Hand スタンプ」で検索したところ、障害児のためのシェアハウスをつくるNPO法人『ハンドアートプロジェクト Hand Stamp Art Project』をみつけました。 赤ちゃんのときのアルバムに当時の手形や足形の記録...

幼いときの見立て遊びが形に対する意識を柔軟にするという話です。

その際にタングラムを例にあげましたが、色がすでについていたり、記録として写真を撮れば別ですが、作ったものを残しておけないという欠点?があるなと思っていました。

エポンテ

シャチハタ エポンテ

 

シャチハタのこの商品は違います!

形のスタンプやパズルのスタンプです。タングラムのスタンプバージョンです。これがすごくいいなと思うのは、

色を自分で選ぶことができ、色を組み合わせると何色になるのか?遊びながら得られること

カタチを組み合わせて何が出来るのか?という発想の展開を楽しめる

ところです。

自宅で楽しむことも出来ますが、幼稚園や小学校またはワークショップなどで、スポンジを使っても同じことは出来ますが、使い捨てのようになってしまって毎回使うことは難しいので、洗って何度も使えるのもいいです。(使えることは使えるのですが、汚れているような感じがして触りたくない人もいますよね?)

少々お高いかもしれませんが、一度セットを用意してしまえば、あとは紙を用意するのと、スタンプ台が薄くなっていないか確認するだけで、当日エプロンをご持参くださいくらいで出来るのも魅力です。

想像力と創造力、このふたつのチカラを引き出し、伸ばしていくためのあそび道具。

色を選び、カタチを組み合わせ、スタンプをおす。

このシンプルな行為の中に無限の可能性がかくれています。

エポンテは、自由な発想を簡単かつ直観的に表現できる、子どものあそびのパートナーになるでしょう。

自分のあたまで想像した色カタチを、自分のからだを使って想像する。

あそびを通して脳がどんどん刺激されて、育まれていく。

今までになかったあたらしい概念の”クリエイティブ・イマジネーション・トイ”エポンテです。

 

現時点で「エポンテ」は3種類あります。

1.カラースタンプ

丸のスタンプで青・桃・黄の3色。インク内蔵型で卵型のような握って押せるスタンプ

補充なしに500回押せるそうです。インクがなくなってしまった別売りでスタンプ補充インクを購入すれば使えます。

インクが手についてしまっても大丈夫なのか?

ご心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、そこにも工夫があります。食用色素の水性染料インクです。衣服についても落とせますし、玩具安全基準の適合審査に合格して「STマーク」を取得しています。

2.カタチスタンプ

3種類のカタチ三角、四角、丸型に加え、大中小の3サイズが入れ子になっているので、9種類のカタチのスタンプです。インクは内蔵されていないので、別途エポンテ用のスタンプパッドが必要です。

3.パズルスタンプ

三角形、四角の7種類のカタチです。こちらもインクは内蔵されていないので、別途エポンテ用のスタンプパッドが必要です。

エポンテ用のスタンプパッドの色は、赤・青・緑・茶 です。

これは三原色(赤・青・黄)の方がいいなと個人的には思いますが、緑と茶色が入ることで楽しさも増えます。

エポンテのスタンプ台も食用色素使用の水性染料系のインクです。

エポンテに新しいシリーズが加わるようです。

4. 陸/海のどうぶつセット

どうぶつの顔や体などパーツごとにシンプルな形のスタンプで、押すことで架空の動物を作ることができます。

 

対象年齢は3歳からになっていましたが、水性染料系のインクでも壁紙など真っ白ところについてしまった場合、雑巾ではキレイに落ちないので、紙以外の場所に押したくなるイタズラ好きの3~4歳の子に持たせたら、ちょっと大変なことになるのではないかな…親御さんと一緒に楽しむようなワークショップだったら楽しめそうです。

ちょっと謎なのは、スタンプを押した後のインクはカタチに残らないのか?雑巾で拭いたりする作業はあるのか?そのあたりのことは分かりません。

インクのカスレ具合やカタチのゆがみなどを見ると、素材は柔らかいようでシリコン素材です。

エポンテは大人にもいい

職場での部署によるかもしれませんが、企画や新製品のアイデア出し、ワークショップなど発表する機会は増えており、その際にイラストが描けない人が多いグループのモチベーションを高める道具になりそうです。

最近ではグラフィックレコーディングなど簡単なイラストを描くような本やワークショップや講座もありますが、やはりすぐには出来るようにはならないです。

カタチ遊びだけでいっぱいいっぱいになってしまいそうなので、無印良品でお買い上げされた方への無料スタンプとして置かれてあるような、組み合わせると顔になったりするようなものでも面白いと思いますし、ちょっと手助けしてくれるようなアイテムがあったら面白いと思いました。

 

シャチハタ てがたすたんぷセット

あと、ハンドスタンプのときには知らなかったのですが、手形用のスタンプ台もあります。

大きさは159×179mmで、色はブルー・オレンジ・グリーン・ピンクです。成長記録として特化したスタンプ台ですが、これはハンドスタンプアートに応用できそうです。

インクはアルバムや色紙、布にも押せるようで、布に押した場合アイロンをかけると定着して水で洗っても流れ落ちないようです。
てがたスタンプ台

参考シヤチハタWebサイト:https://item.shachihata.co.jp/catalog/product.do?pid=00011613

アマゾンのレビューではインクが落ちづらいとありましたが、ハンドスタンプアート用に手に優しいインク水で落ちるというものがあっても需要がありそうです。

色ごとにスタンプ台を分けていても、拭かない・洗わないで色々なスタンプ台に手をつけてしまうとドロドロになって次使うのは難しいかもしれませんが…

シャチハタの面白い商品のまとめ

おててポンのような手洗い練習スタンプもそうですが、面白いスタンプの商品が、従来の判子やスタンプのイメージを覆し、もっと面白いことが出来るようなそんな気さえします。これからも面白い商品をつくっていただきたいなと思います。

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