「Hand to Hand スタンプ」で検索したところ、障害児のためのシェアハウスをつくるNPO法人『ハンドアートプロジェクト Hand Stamp Art Project』をみつけました。
赤ちゃんのときのアルバムに当時の手形や足形の記録が残っている方も多いかと思います。私もアルバムで見たことがあります。
Hand Stamp Art Project
手形=Hand Stampですが、この取組みがすごくいいなと思いました。手にインクをつけてペタって押せば手の複写ができる、誰かに届けることが出来る、それは素晴らしいアートだと思います。スタンプやハンコがなくても、手や足がスタンプやハンコになるってすごいですね。
私は皮膚が弱いので、インクを手につけるのは厳しいですが…
エド・エンバリーさん「しもんスタンプ」
Hand Stampで思い出すのは、エド・エンバリーさんの「しもんスタンプでかいてみよう」です。エド・エンバリーさんはアメリカのイラストレーターです。
フェリシモが好きな方は、エド・エンバリーさんの描かれた可愛いイラストがプリントされたグッズなどをカタログで見る機会も多いと思います。
この本は、指を使ってスタンプして、組み合わせてその形が何に見えるか、ペンでちょこっと描けば、顔にもお花にも虫にもなるという、展開を見せて楽しむ本です。
エド・エンバリーさんをご存知な方も多いと思いますが、「なんでもかけちゃうよ」シリーズが有名で、顔や動物、乗りなども単純な形で、絵を描くことが出来るイラストHow to本の近代の先駆者であり、それらの本は40年以上のロングセラーです。
「絵が苦手な人にも絵を楽しんでもらいたいという思いから、単純な形を使って組み合わせるだけで色々なものが描ける、描けると楽しいということを伝えたい」というようなことが冒頭に書かれてあったような記憶があります。
形を組み合わせて遊ぶ、見立て遊び
私がエド・エンバリーさんの著作で一番好きなのが「しもんスタンプでかいてみよう」=「Fingerprint Drawing Book」と「Picture Pie: A Circle Drawing Book」です。後者の日本語版をアマゾンで探してみたのですが、見つからないので、日本語訳はないのかもしれません。
この本は丸型を基本に、切って組み合わせると動物やお花、模様になる、他の著作と同様、展開を見せる本です。
形を組み合わせて遊ぶタングラムと同じで、何に見えるか?という見立て遊びと同じです。
日本人はこの見立て遊びが比較的得意だと言われています。
幼少の頃の遊び、折り紙もそうですし、ママゴトやあやとりもそうです。
そういうものが発展して、顔文字やピクトグラムのようなマークも出来ています。
私はこの見立て遊びが得意ではなく、不器用なので折り紙もあやとりもやったことがなかったので、今の若い人たちはやったことがないのでは?などということは言えません。
最近思うのは、幼少期の見立て遊びは形に対する意識とか、展開する応用力みたいなものが培われるように思います。
途中から話がずれてしまいましたが、「Picture Pie: A Circle Drawing Book」は、ペーパークラフトパンチの丸1個とハサミとノリ、ペンだけで出来るので、是非、チャレンジしてみてください。
また、指紋他、手形、足形などで楽しむ本は、今は数冊あって、
などがあります。是非、ご自宅で楽しんでみてください。