「ラバースタンプ」のカテゴリでご紹介している内容は、2005年から運営しております「Hand to Hand」を移行したものです。
当時のままの文章や画像を掲載しておりますが、ラバースタンプを使って何か作りたいと思ったときにご参考にいただければ幸いです。
消しゴムハンコでも同じことが出来ますので、是非、やってみてください。
エンボスパウダーを使ってもっと高度なことをしたい、エンボスヒーターって高いのに使う機会が少ないという方のためにエンボスパウダーとエンボスヒーターの特集をしました。
私個人の思いですが、スクラップブッキングのツールにアイレットをつけるとんかちセットがあり、 その音がうるさいということで、音がでないサイレントセッターが発売されました。エンボスヒーターはもう昔からあるツールなのに、 小型タイプやサイレントタイプなどがないので、完成されたツールなんですね。
一度購入したら、何度も購入するものではないので、ちょっと高いお買いものかもしれませんが、これがあるのとないのでは、作業効率が全然違います。
エンボスパウダー作るタイルもどき
第一弾はエンボスパウダーとヒーターを使って、「タイルを作ろう」です。
まずは通常のエンボス加工、これが上手くいかないと以下のテクニックが出来ません。 ヒーターをかけるときに粉が舞ってしまう、熱を加えても仕上がりのプクプク感がない、 なんてことがないですか?以下のことが考えられます。
- 使っているインクが乾いてしまっていること
(またエンボスに不向きなインクを使っていないか確認してください) - 紙がエンボスに不向きである
私が今までに失敗してしまった原因はこの2つで、パウダーに問題があったことはありませんでした。
よく使うインクはインカーを購入するといいですよね。特に黒とバーサマークはインカーもあると便利です。
2の紙についてですが、エンボスに向いているもの、押してきれいなもの、色塗りをしてもよれないもの、 実際にためしてみることをオススメします。
一枚の紙に押してもエンボスしても塗ってもきれいというのが好ましいのですが、 色々な紙で試しているうちにこのテクニックにはこの紙がいいとか・・・みつけることが出来るのでやってみてください。
ここで使用する紙は、厚めのものもしくはボール紙のようなものがいいです。
パウダーは粒子の大きいUTEE(なくても大丈夫です)と普通のクリアのエンボスパウダーを用意してください。
面画のスタンプやハンコを使ってタイルもどきを作る
1.スタンプやハンコを押します
2.インクが乾かないうちにエンボスパウダー(普通のクリア)をかけてください。
UTEEクリアパウダーでもいいのですが、エンボスをする際に飛び散ってしまうことがあるので、 絵柄の部分がきれいにエンボスできるように普通のエンボスパウダーを使ったほうがいいと思います。
通常の紙にUTEEパウダーを使ってエンボスする場合、紙の裏からエンボスヒーターをかけると飛ぶこともなくエンボスすることが出来ます。
3.熱を加えてパウダーを溶かしてください
絵柄を重ねたいときは、3のあとにスタンプして、エンボスパウダーをかけエンボスヒーターをかけてください
4.その上に絵柄とは別のインクをダイレクトに全面つけます
5.インクが乾かないうちにパウダー(UTEEクリアなければ、普通のエンボスパウダー)をかけてください
6.エンボスヒーターで熱を加えてください。 最初におした絵柄のスタンプが不思議なことに浮き上がってきます。
もっと厚いものを作りたいという方は6が終わった後、熱が冷めないうちにパウダーをかけ、熱を加えます。 この作業を繰り返すと厚みのあるタイルを作ることができます。
上の作品は絵柄を色分けしていませんが、もちろん色分けすることも出来ます。
線画のスタンプやハンコを使ってタイルもどきを作る
1.色を変えたい場合はステンシルスポンジでインクを取って、着色してください
2.インクが乾かないうちにエンボスパウダーをかけます
3.エンボスヒーターで加熱してください
4.絵柄の周りに違う色のインクをステンシルスポンジでつけ、エンボスパウダーをかけエンボスヒーターで加熱してください。
このとき、絵柄の部分も合わせて全面にダイレクトにインクをつけて加工してしまうと、せっかく色分けしたものが混ざってしまうので、 ステンシルスポンジですべて色分けしたほうがいいと思います。
厚みをつけたい場合は先ほどと同じ工程です。
エンボスペンを使って色分けすることも可能ですが、早く塗りエンボスパウダーをかけないといけないので、上記のやり方は一つ参考に色々チャレンジしてみてください。
スクラップブッキングで使用するようなチップボードがあると大変便利ですが、 なくてもこのようなもので作ってみてはいかがでしょうか?
スライドマウント、パズルなど パズルは小さいのでアルファベットぐらいしか入りませんが、カードのアクセントになります。 ここで使用したものは100円ショップで購入しました。
<関連するページ>
エンボスパウダーとエンボスヒーターを使ってつくるタイルのカードの作品