「ラバースタンプ」のカテゴリでご紹介している内容は、2005年から運営しております「Hand to Hand」を移行したものです。
当時のままの文章や画像を掲載しておりますが、ラバースタンプを使って何か作りたいと思ったときにご参考にいただければ幸いです。
消しゴムハンコでも同じことが出来ますので、是非、やってみてください。
柄によってインクは使い分けが必要
私はデパートなどで、スタンプを使って年賀状作成するデモンストレーションのアルバイトをしていたときに、お客様からよく質問されたことで、こんなことがありました。
花のスタンプを見て「これって何色にすればいいのかしら?」
このときお客様が手に取れられスタンプは、面画でした。
花びらの色と茎の色を変えたいけれど、インクをつけてしまえば一色になってしまうのでは?と思ったのではないかと思います。
線画のお花のスタンプを使った場合、あいているところは色鉛筆やマーカーペンで塗ることができます。
では面画の場合は?
マーカーペンで塗りわけ
水性マーカーペンでスタンプのラバー面(絵柄)に直接色をつけていきます。
色を塗り分けるときは薄い色から順に塗ってください。
乾きが早いので、スタンプを紙に押す際に「ハー」と暖かい息をラバー面に吹きかけてください。紙によってもインクののり方は異なります。
※何個も押す場合とても面倒だと思われるかもしれません。
普通紙の場合、ややインクがかすれた感じになります。反対に光沢紙では、色が滲んだような?感じでどちらも味があって、いいと思います。
(画像は違う色にする度にキレイに拭いています)
インクパッドで塗りわけ(単色)
マーカーペンで塗り分けるとかすれていたり、滲んでいたり、きれいではない!と思ったらインクパッドで塗りわけしましょう。
小さなインク(カラーキス、バーサカラーなど)を使いましょう。
スタンプのゴム面を上にして、インクをつけていってください。
マーカーペンのときと同じように薄い色からつけていってください。
色を重ねることが難しくなってくるので、(インクパットが汚れてしまうので)花の場合、花はピンク、茎は緑ぐらいの単純な配色の方がやりやすいかもしれません。
カラーキスやバーサカラーは乾きにくいインクなので、自分の手で汚さないように気をつけながら自然乾燥してもいいですが、インクが乾かないうちにエンボスパウダーをかけて、エンボス加工をしてもいいですね。
また小さなスタンプの色分けでしたら、エンボスペンで色分けしてエンボス加工をしたほうがきれいです。画像は違う色のインクを使う際に拭いていますが、ちょっと面倒でした.
インクパッドで塗りわけ(グラデーション)
上記の方法だと時間がかかるという方はグラデーションのインクがおススメです。
画像のようなインクが売られているのは見るけれど、どうやって使っていいのか分からないという方!このように使ってみてはいかがでしょうか?
使うときの注意は一度インクをつけた位置でインクをつけ続けることです。
色を変えたいというときは、拭いてからにしてください。
最初につけた箇所とまったく違う位置でインクをつけてしまうとインクが混じってしまい、きれいな色がでないこともありますし、インクパッドが汚れてしまいます。
グラデーションのインクは沢山ありますので、用途に合わせて使ってみてください。グラデーションの色が変わるとイメージも変わります。