印鑑には種類があります。よく耳にするのは下記だと思います。
実印、銀行員、認印です。
小学生のときに勘違いしていたことですが、認印=シャチハタ、朱肉で押せるものが印鑑だと思ってました!シャチハタが会社名であることも知らなかったわけです。
シャチハタはインク内蔵型のゴム印です。印鑑のようで正式な印鑑としては使えません。正式なものは、彫られているものです。
印鑑の種類と使い分け:実印、銀行印、認印
この3つの違い
実印 | 住所登録をしている市区町村の役場に印鑑登録を申請し受理されたハンコです。登録されていないものはただのハンコです。実印は、この3つのなかでは一番重要な印鑑で、公的な書類(公正証書、契約書、遺産相続、自動車登録)などに使用します。印面の字は姓名のみ、または姓と名前の両方を彫刻しても大丈夫です。
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銀行員 | 銀行に口座を開設する際に金融機関で登録する印鑑です。通常、彫刻するのは姓のみですが、名前だけでも登録できます。1本のハンコで複数の口座を開設しても可能ですが、紛失した際の手続きを考えると、口座ごとに印鑑を分ける方がいいようです。
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認印 | 印鑑登録していないハンコです。書類作成、各種手続きの際に使用します。通常は姓のみを彫刻します。市役所などの公的機関で書類を提出する際には、認印にインク内蔵型のシャチハタなどは使えません。
荷物の受け取り、職場で書類の確認、回覧板確認などで使用する認印は、その度にインクをつけていられないので、インク内蔵型のハンコ、シャチハタなどは使用できます。
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認印市場に変化あり!イラストが入ったものが登場!
ハンコさんという商品についてご紹介した際に、事務的で冷たい感じのする認印が、組み合わせることによってユニークになるとお伝えしましたが、認印市場も近年変わってきています。
印鑑のタイプとして、浸透印(シャチハタのようなインク内蔵型)と朱肉で押す彫刻されているものと両方あります。
以前は、姓名だけでしたが、今は可愛い動物のイラストや花、家紋が入ったもの、がっつりと漫画やアニメのキャラクターや自動車のイラストが入ったものなどあります。
認印がキャラクターの顔入りの場合、ハンコさんを押すと、より人間らしくなるのかなというのが想像ですが、お面をつけているような顔と体がちぐはぐな感じなんだと思います。
私は姓名だけの認印しか使ったことがない、職場でまわってくる回覧板に押すとしても、イラストが入っているものが使えるような職場でないことが多かったので、どういうときに使うのか、使い分けているのか、想像がつかなかったのですが、考えられるのは、下記くらいでしょうか。
- 宅配便を受け取るとき
- 作品に印を入れたいとき
イラスト入りの認印は特化した印
例えば、市役所で証明書を申請する際の交付願いのようなものにイラストが入っている認印を押印出来るかというと、私は躊躇われます。本人が良ければ、いいのかもしれませんが・・・
イラストが入っている認印をイラストの認印を販売しているサイトなどを見ると、お子様の学校の連絡帳に確認しましたという確認印、講師の方で生徒さんからいただく月謝の領収印として、購入しましたというコメントが多く入っていたので、これも、特化したハンコの一つだと思いました!
こういう使い方であれば、確かにただの姓名だけの認印よりも、押すときに嬉しいですし、それを見た方も嬉しくなりそうです。
認印ケースや玄関などに置いておくための専用のケースや、キャップを都度はずさないでも、ワンプッシュで押せるようなケースが100円ショップで売られていたりします。
そういう小さなところにも、自分らしさをだしたかったり、ユニークなものを使いたかったりするのは、スタンプ・ハンコ文化ならではのことに思えます。
上記のようなユニークな認印を扱うショップもあります。このサイトのトップページにも書いてありますが、「イラストや模様が入った印鑑は実印には出来ませんが、認印には(ほぼ)問題ありません。」とあります。
荷物の受け取り、お子様の学校の回覧や教室の集金袋などの確認印としては、問題ないと思います。
ですが、「ほぼ」としているのは、職場で使うと浮いてしまうこともあるかも~それは空気を読んだ方がいいかも~と匂わせています。
100円ショップの認印(浸透印=インク内蔵型・朱肉タイプ)
100円ショップにも認印は売られています。ダイソーには浸透印=シャチハタのようなインク内蔵型と、朱肉を使って押す三文判(さんもんばん)と呼ばれるタイプの印鑑が2種類(大・小)が売られています。小さいものは訂正印として使用する5~6mm小判型です。
宅配を受け取る際などに使用する認印として購入されている方が多いと思います。なかには、市役所に書類を提出する際に、印鑑を忘れてしまい、急きょ購入したという方もいらっしゃるかもしれません。
10年くらい前のことですが、パスポート申請のために必要な戸籍抄本を取るために市役所に行きました。印鑑を忘れ、市役所の窓口で真っ青になりました。
窓口で対応して下さった方が、100円ショップで購入する方法を教えて下さったのですが、当時私は若かったので、100円ショップで購入した印鑑を押すのが怖くて、自宅まで戻った記憶があります。
証明書などをだしてもらうための申込み用紙に押印するくらいならば、そういったものでもいいことをあとになって知りました。
ですが、そんな100円でいいようなものをただ、確認のために押している印は、本人確認も行っているので、何の意味があるのか…?逆に必要なさそうな気もします。
因みに、100円ショップで販売されている印鑑、または近所の量販店で販売されている安価なものは、通称、三文判(さんもんばん)と呼び、量産されているものなので、悪用されてしまう可能性もあります。ですので、実印や銀行印にすることはあまり良くないと言われています。
銀行印市場にも変化あり!イラストが入っていたり、ユニークなものが増えた!
認印にイラストが入っているものが普通に売られるようになりましたが、銀行印も従来、姓名だけもしくは名前だけだったものが、背景に花などのイラストが入っていたり、お洒落な文字の銀行印が増えました。下記に紹介するお店は、銀行印として登録できるデザイン的な印鑑を提示しています。
4月から社会人になられる方は、口座を開設するために銀行印を用意したり、シャチハタではない認印をつくったりしていらっしゃる方もいるかもしれません。
私がそうだったのですが、なんだかよく分からすぎて、母親に勧められたものにしましたが、上記のような銀行印もあります。途中で変更することもあまりないと思います。(結婚して姓が変わって、登録し直す方もいらっしゃるけれど)
購入する際に、こういった印鑑もあるんだ…という程度を知っていれば、他人事ではなくちゃんと選べるような気がします!
10代や20代のときと比べて興味や関心は変わっていて、今は作品を作る以外にも日常生活でごく普通に使っていること、そういった環境や文化に興味があります。お伝え出来ることは以前は、作ることがメインでしたが、違った視点や角度から見て、私が面白いと思ったことを伝えることも出来るように思っています。